ここでは、実際に行った画像解析業務についてご説明します。
依頼内容:合成写真の真偽判定
20代の独身女性の自宅に、その女性らしき人物が裸で男性と性行為をしている写真が置かれていた。
独身女性はそのような写真を撮った覚えもないし、この写真を自分でおいた覚えもないので警察に相談したところ、良い対応は得られなかった。
そこで、この女性と交際中の男性から相談があり、合成写真のように見えるが、警察でも分からないので調べて欲しいとの事。
実際に、その写真を確認して分析したところ、悪質な他の女性を使った合成写真であることが確認できた。
女性に心当たりがなく、交際中の男性にも心当たりがないため、部屋に侵入した第三者がいる可能性があるので、製作者についての分析も行った。
その結果、職場の親しい上司が製作した疑いが大変強いと判断。その後は、交際相手の男性と20代独身女性が今後を判断することになった。
解析結果:合成された写真であると断定
この案件は、写真の解析業務を初めて、一番最初に連絡があった案件なので、結構思い出深い案件です。
写真の真偽判定を行う旨のサイトを作って、一週間くらいで連絡が来た案件ですから、本当に事業開始後すぐに来た感じですね。
最初は、女性と交際中の男性から電話で連絡があり、彼女の部屋に裸の写真が置かれていたので、合成写真なのかを調べて欲しいと言われました。
お話を聞いていくと、どうやら誰が置いたのかすら分からない写真で、その写真の内容もいかがわしいものだったので、直ぐに警察に相談に行ったそうです。
しかし、警察に写真を見せても、本人なのか合成なのかも確定できないため、しばらく様子を見るように言われたので、盗聴器などの調査も行いました。
盗聴器などは見つからなかったそうで、誰かが合鍵をつかって、こちらの部屋の契約者である女性の部屋に侵入したのではないか?と考えていました。
この時に、この女性が働いている会社の経営者が怪しいのではないかと思っているとおっしゃっていたのですが、あながちその考えは間違っていません。
写真お預かりして、解析を行った結果、それは合成写真であると判断できましたので、それをお伝えすると、ホッとしていたようです。
ただし、次は、この合成写真を制作して、室内に置いたのが誰なのか?になり、そちらを調べていくと色々と面白いことが分かってきました。
ここから先は、公開することができないのですが、裸で性行為中の写真が合成であり、それを誰が製作したのかまで特定することも可能な場合があります。
こちらについては、画像解析だけではなく、UMLをつかった解析も同時に行うから実現可能な解決方法になります。