依頼内容:高額な費用を支払って依頼をした葬儀プランと実際に行われたプランが違うのを写真で証明したい。
解析結果:画像を解析した所、合成や改ざん処理は行われておらず、依頼者様の勘違いであることが分かりました。
今回の依頼は、葬儀業者に親族の葬式を依頼した際に、大変高額な費用が掛かる豪華な葬儀をあげたにも関わらず、最初に聞いていたプランとは異なる費用がかからない安いプランで実際の葬儀が行われたため、それを当時撮影した写真を鑑定して、主張を証明したいというご依頼です。
どうやら、豪華な葬儀を依頼する際に聞いていた内装やお花などは異なる状態で葬儀が行われており、その際に葬儀業者が撮影した写真を改ざんして豪華な葬儀の内装に差し替えており、大切な親族の葬儀にそのようないかがわしい行為をするのは許せないため、金銭の問題ではなく、それを証明したいとのことになります。
いわゆる、お金の問題ではなく、親族のメンツを守るために、依頼した豪華な葬儀ではなく、安っぽい葬儀にしてしまった業者が、その際の様子を撮影した写真を改ざんしてご依頼者様に渡している状態になっているようで、葬儀屋以外は撮影禁止になっていたため、それも不審に思われているようです。
それで、今回写真を複数枚お預かりして、合成処理が行われているのかの鑑定を行った結果、写真には改ざん処理は行われておらず、ご依頼者様が依頼した豪華な葬儀ではないと判断した部分については、暗い場所での葬儀の為、光の関係でお花や展示物などが安っぽく見えてしまったのではないかとの判断になりました。
ただ、葬儀業者自体、あまり良くない業者が居るのも事実ですから、写真に撮影されていない部分に手を抜いているとか、説明と違う状態で葬儀を開始してしまったため、その部分を見てご依頼者様は依頼したプランとは異なると感じたのかもしれませんが、お預かりした写真そのものは改ざんがされていないことは事実になります。
流石に、写真が合成改ざんされているかについては、こちらで判断できますが、当日、写真に記録されていない部分については、こちらでは鑑定のしようがありませんので、今回のそうぎについて、最初から時系列を考えながら、どの部分でおかしくなっているのかを確認して頂くご提案をさせていただきました。